Yiテクノロジー(Yi)は、カーボンファイバー筐体のスマートドローンErida(エリーダ)と、本ドローンにマウントできる新アクションカメラを、CESにて参考展示する(ブースNo.46324:サンズテックウエスト)。
- Advertisement -
Eridaは、昨年9月に米ラスベガスで開催されたInterDrone 2016にてプロトタイプの姿を見せている。Eridaの開発元は、航空宇宙技術者が集まるAtlas Dynamics社。1年前ほどにIndygogoでEridaの初期開発資金調達を行っている。
プロシューマー分野で使用されている空撮用ドローンは、クワッドローターで左右対称のブレードを持つ設計が主流だが、Eridaは3枚ブレードのトリコプターという斬新な姿である。同ドローンの各フレームにカーボンファイバーを採用し軽量化したことで、最速75mph(120km/h)、約40分の持続飛行時間を実現したという。これらスペックは、昨年の開発初期の頃よりも向上している。
- Advertisement -
ドローンおよびカメラの操作やモニターは、モバイルデバイスで行う(ビデオは開発初期段階でのデモ)
Eridaのフライモードは、自律飛行およびランダムからマニュアル操作も可能で、センサーによる障害物認識を搭載。磁力計、地磁気センサーおよびGPSはEMI(電磁妨害)対策を考慮して独立モジュールに収めている。Atlas Dynamics社によると、操作範囲は通常のWi-Fiでは300mだが、操作デバイス(モバイル携帯やラップトップ)に独自の拡張モジュールを接続することで約1500m(テレメトリ値)まで距離を伸ばせるとしている。このモジュールはYiテクノロジーから販売されるEridaのオプション機能になるかは不明。
重量はドローン本体で0.9kg。カメラ部位では、ジャイロスコープを持つスタビライザージンバルに、新アクションカメラYi 4K+がマウントできる。Yi 4K+は三代目のアクションカメラで、現行のYi 4Kカメラの最高峰モデルになるようだ。この手のカメラでは初となる60fpsでの動画撮影が可能。
- Advertisement -
さらにCES Yiブースでは、昨秋のPhotokina2016で発表された、超軽量なミラーレスカメラM1もハンズオン体験できるはずだ。
20MPのソニーIMX269センサー、レンズマウントはマイクロフォーサーズ
(ザッカメッカ)