海上保安庁では、令和4年12月に決定された「海上保安能力強化に関する方針」に基づき、隙のない海洋監視体制の構築を更に推進していくため、現在の日本周辺海域を巡る情勢等を踏まえ、令和7年度から北九州空港を拠点として無操縦者航空機「シーガーディアン」を運用する。
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現在、北九州空港における無操縦者航空機「シーガーディアン」の運用に必要な体制の構築を進めており、令和7年度からの北九州空港における無操縦者航空機の本格的な運用に向け、1月31日から、北九州空港において試験運用を開始する。
令和7年度以降、新たに増強する2機を加えた5機体制により、更なる海洋監視体制の強化に取り組み、国民の皆様の安全・安心の確保に努めるとしている。
海上保安庁、GA-ASIから遠隔操縦航空機「シーガーディアン」2機を購入
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シーガーディアン機能
- マルチモード360°海上面捜索レーダー
- Lynxマルチモードレーダー
- 高解像度EO/IR(エレクトロオプティカル/赤外線)
- 自動識別システム(AIS)
- デュアルVHF/UHF認定ラジオ
- ソフトウェアとアビオニクスのためのDO-178およびDO-254設計保証
- 検出および回避システム(TCAS/ADS-BおよびDue Regard Radarを含む)
- STANAG 4671に準拠した型式認証可能な設計
- 氷結防止/対氷システムおよび雷防護を含む全天候対応
- 疲労および損傷耐性のある機体;40,000時間の耐用年数
- 自動離着陸機能
- BLOS/デュアルSATCOMコマンドおよびコントロールデータリンク
- オープンでモジュール化されたペイロードミッション管理システム
- オプションのミッションキット:
- 対潜水艦戦(ASW)
- 戦術および戦略SIGINT
- 戦術データリンク(リンク-16)
- 空中早期警戒(AEW)
- 通信ゲートウェイ/リレー
※本国のデータシートによる
シーガーディアン仕様
翼幅 | 24m (79 ft) |
全長 | 11.7m (38 ft) |
エンジン | Honeywell TPE331-10 ターボプロップ |
最大離陸重量 | 5,670kg (12,500 lb) |
燃料容量 | 2,721kg (6,000 lb) |
ペイロード容量 | 内部: 363kg (800 lb) 外部: 2,155 kg (4,750 lb) 9つの外部ハードポイント 8つの翼マウント、1つのセンターライン |
電力 | 45kVA |
バックアップ電力 | 2kW |
高度 | 12,200+m (40,000+ ft) |
航続時間 | 30+時間 |
飛行速度 | 210KTAS |
航続距離 | 5,000+海里 (構成に依存) |
※本国のデータシートによる