従来、UAVレーザ計測データ取得後の点群解析や図面作成などの業務は、3次元点群の高度な解析技術や習熟が必要なことに加え、現場計測業務と同一技術者が兼業する場合も多く、UAVレーザを運用する技術者にとって大きな負担となっていたという。
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しかし、同サービスを利用することで、内業業務を効率化しながら高品質な成果物を受注し、活用することが可能になる。また、解析業務における専門知識の習熟、解析業務のリソース不足や納期短縮に悩む企業に最適なソリューションを提供するとしている。
背景
近年、UAVレーザ測量の活用が増えているが、解析業務には高度な技術力と習熟・高額な機材やソフトウェアが必要とされ、自社で計測から解析まで行い、高品質な成果物に落とし込むには高いハードルがあった。
例えば点群処理では、ノイズ除去やフィルタリングの作業において、多くの場合は手作業で行われるため、熟練した技術と膨大な時間を要する。
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また、点群データの図化作業には専用ソフトや3次元点群図化への技術習熟が必要となり、計測を行ったものの測量図面の完成には多くの現地実測が必要となるなど、各社がUAVレーザ測量に取り組む際の障壁となっていた。
そうした中、今回同社がUAVレーザ測量における計測データの解析・図面作成業務を委託できる新サービスを展開したことで、UAVレーザ測量を実施する企業は自社の負担を軽減しながら、効率的に高品質の点群・図面データを活用することが可能になるとしている。
新サービス概要
新サービスでは、「自社でUAVレーザを運用しているものの、コストを抑えながら内業業務を効率化したい」という顧客のニーズに応え、現場の計測無しでの解析・図面作成業務の請負を行う。テラドローンでは、豊富な業務経験と独自のノウハウを生かし、現場地形をより正確に再現する点群解析と、地形測量経験者による公共製図機基準に基づいた現況平面図の作成で高品質な成果物を提供する。
こんな方におすすめ
- 高品質な成果物の作成に困っている
UAVレーザで取得した計測データの3次元点群解析において、コース間の調整が上手くいかない、自動フィルタリング機能では地形に欠けが出てしまうなど難しさを感じている。
自社で点群から図面作成をしてみたが、点群で結線図化に慣れておらず、現地補測が多く必要になっている。 - 短い納期で成果物を作成する必要がある
急ぎで解析・図化業務を行う必要があるものの、時間やリソースが不足していて、重たいデータを扱う内業業務を負担に感じている。 - 計測以降の解析業務をする人手が足りない
UAVレーザ測量の業務を受注したものの、解析業務を請け負える人材が不足している。