師走に入り、2024年もあとわずか。今年を振り返ると、国内外での印象的なドローン撮影の機会に恵まれた一年でした。コロナ禍で抑制されていた撮影の旅が、香港や中国はもちろん、日本各地、そしてトルコでの素晴らしい景色の空撮という形で実現できました。
- Advertisement -
印象に残る撮影地
特に印象深かったのは以下の3つのロケーション:
- 九州・阿蘇:壮大な火山景観をドローンで捉えた撮影
阿蘇ドローン手形を活用し、雄大なカルデラの全貌を空から収めることができました。起伏に富んだ地形と広大な草原が織りなす景観は、空からこそ味わえる絶景でした。
- 香川・高松:瀬戸内海を望む独特の都市景観
Flyersを使った簡単な飛行許可申請により、スムーズな撮影が実現。海と山が調和する高松ならではの景観を上空から捉えることができました。
- トルコ:カッパドキアの奇岩群やボスポラス海峡の雄大な風景
長年の夢だったトルコ空撮。独特な地形と歴史的な街並みが織りなす風景は、まさに感動そのものでした。
コロナ禍で旅行ができなかった頃、「いつか必ず、色んな場所でドローン撮影を」と夢見ていました。その願いが今年ようやく実現できました。香港や中国はもちろん、日本各地、そしてトルコでの撮影を通じて、地上からでは決して見ることのできない新しい視点での景色との出会いに恵まれたことは最高の思い出となりました。
深センDJI旗艦店での修理体験
年末といえば大掃除や後片付け。翌年になにか思い残したり、何かを引きずることのないよう、スッキリと新年を迎えたい―。
そんな思いから、今年唯一心に引っかかっていることを解決することにしました。
- Advertisement -
それは高松合宿でのマニュアル操作中に落下し、本体が一部破損したDJI Neoの件です。
これまでだましだまし使っていたのですが、最近では撮影時にカメラに黒点が表示されるようになってきました。いよいよ本格的な修理が必要な時期。年末のスッキリ計画第一弾として、以前DJI Mini 4 ProのLTEモジュールテストで訪れた深セン・南山の旗艦店に出向きました。
修理の流れ
まず、ビル3階の修理サポート受付に機体を持ち込み、状況を説明。
残念ながら今回はDJI Care未加入(登録後48時間以内の加入期限を逃していた)だったため、破損状況の確認からスタートです。
機体の確認作業は約1時間。中国の携帯番号を登録しておくことで、作業完了をSMSで知らせてくれるシステムが便利でした。待ち時間は近隣のXIAOMIやHONORショップで最新の端末や電気自動車を試乗体験できるので暇を持て余すことはありません。
確認作業完了後、故障箇所リストと修理費用の見積もりを提示され、支払い完了後はリファービッシュ品との交換となりました。
- Advertisement -
内容を見ると、最も高額だったのはカメラモジュールの159人民元で、修理費用の合計は395人民元となりました。
微笑ましい再会
修理完了後、DJI Careへの加入を相談したところ、同じ建屋の1階 ショップエリアで可能とのこと。前回のLTEモジュールテストでお世話になったスタッフがいたので、彼に購入手続きとレジストレーションを依頼することにしました。
その際、前回のLTE検証の様子が掲載されたコラムのページを見せると、「URLが知りたい」と目を輝かせます。その場でDrone.jpを開いて確認した彼は、自分が掲載された記事を同僚スタッフに誇らしげに見せる姿が印象的でした。
プロフェッショナルな対応の中にも、喜びの表情を見せてくれたことで、深センでの修理は、予想以上に嬉しい思い出となりました。
新しい年に向けて
こうして2024年最後の課題も無事に解決し、すっきりとした気持ちで新年を迎える準備が整いました。今年は国内外の絶景との出会い、そして思いがけない心温まる交流と、ドローン撮影を通じて実り多き一年となりました。
今年も一年間、コラムを読んでくださった皆様に心より感謝申し上げます。来年も素晴らしいドローン撮影ライフを送れますように。皆様、良いお年をお迎えください。
参考リンク
- 阿蘇ドローン撮影記
- 高松撮影レポート
- トルコ空撮紀行
- LTEモジュールテストレポート
(記事中 最後の1枚が彼の写真)