民間企業が軍事訓練に認定されるのは珍しいことだが、これはドイツのドローンのチャンピオンにとって新たなマイルストーンであり、シミュレーターベースのドローンパイロットの訓練と、トレーナー養成プログラムによるドローンインストラクターの訓練に新たな基準を打ち立てるという。
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Quantum Systemsによる新しいトレーニングは2段階構造になっており、第1段階では、経験のない新しいドローンパイロットをトレーニングし、第2段階では、トレーナー・トレーニング・プログラムの一環として、経験豊富なドローンパイロットをインストラクターとしてトレーニングする。
後者は、軍隊で利用可能なドローンパイロットの数をより迅速に拡大するための、ドイツ連邦軍航空局のトレーニングプロセスの革新だ。
さらなる革新は、準備および付随するシミュレータートレーニングのサポートだという。これは現在、トレーニングの約20%を占めており、将来的にはトレーニングの最大80%を占める可能性がある。
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Quantum Systemsは、このようにして、ドイツ軍の無人航空システムに関するシミュレーター・サポート・トレーニングの先駆者だ。
Quantum Systemsの独自の学習管理システム(LMS)により、将来のドローンパイロットやドイツ連邦軍のインストラクターは、トレーニングの一部をリモートで受講でき、実際のトレーニング時間を10営業日に短縮できる。スキルを維持し、技術革新を学ぶために、ドイツ連邦軍のコース参加者は毎年、再教育コースを受講する必要があるとしている。
Quantum SystemsのVTOL型ドローン「VECTOR」は現在、FALKEという名前でドイツ連邦軍に導入されている。トレーニングセンターとしての認定は、Quantum Systemsファミリーのすべてのシステムを対象としており、FALKEに限定されないという。
Quantum Systemsのマネージングディレクターであるスヴェン・クルック氏は、次のようにコメントする。
ドイツ連邦軍航空局と連携して、Quantum Systemsはドローンパイロットとインストラクターのトレーニングに新たな基準を設定しています。当社の2段階の認定アプローチと、シミュレーター技術および遠隔学習の追加サポートにより、ドイツ連邦軍の無人航空機を運用するために必要な人員を迅速かつリソース効率の高い方法でトレーニングできます。ドイツ連邦軍におけるドローンの使用の先駆者であることを誇りに思います。