同社はこのビジョンの実現に向け、LightspeedのHemant Mohapatra氏をリーダーとして、gradCapitalやエンジェル投資家のKshitij Khandelwal氏、Raymond Russell氏らから170万ドルの資金を調達した。
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ドローン設計においては、ゼロからのアプローチで、従来の10〜20kgという重量を1500gにまで軽量化した。ブレンドウィングボディ構造のテールシッター型で、他に類を見ないほど軽量かつ高効率、そして経済性の高い配送ドローンとなっているという。
垂直に飛び立ち、飛行機のように滑空する
長距離配送用航空機に求められたのは、最も効率的なVTOL(垂直離着陸)フレームだった。これを実現したのがテイルシッター型設計だという。機体全体を回転させることで、水平飛行、垂直飛行、移行飛行のすべてを同じ部品でまかなえる。この設計は、水平飛行での高い効率性を発揮し、追加のプロペラや重い可動部品を必要とせずに垂直着陸を可能にしている。
次世代のブレンデッド・ウィング・ボディ(BWB)フレーム
Boeing社のBWB航空機コンセプトを取り入れたことで、高効率な揚抗比と揚力分布を実現。これにより、曲げ荷重に耐えるための内部支柱の必要性を最小限に抑えられた。さらに、炭素繊維製フレームを採用することで、他の長距離配送ドローンに比べて10倍軽いフレームにできた。結果として、非常に効率的な航空機が誕生したという。
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数字でみる性能
Airboundのドローンの総重量は2.5kgで、最大1kgの積載が可能。航続距離は100kmに達し、幅広い用途に対応する。投影面積は2.5平方フィート(0.23平方メートル)と比較的コンパクトだ。製造コストは700ドルで、航続距離と積載能力のバランスに優れたコスト効率の良いソリューションを提供するとしている。
主な仕様
空虚重量 | 1.5kg |
占有面積 | 2.5平方フィート |
航続距離 | 37km |
最高速度 | 100km/h |
積載能力 | 1000g |