実施の背景
日鉄興和不動産は、これまでもオフィスビル管理における昨今の人員不足や労働生産性向上等の社会課題に対応するため、赤坂インターシティAIRや品川インターシティなどの大規模オフィスビルにおいて、自動掃除ロボットや自動警備ロボットの導入による管理業務の負荷軽減を目指した取り組みを実施してきた。
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今回、Hondaが開発した着座型ハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE」を用いて、オフィスビル管理業務における労働生産性向上や多様な人材の活躍を目指す。なお、オフィスビル管理業務を対象とするUNI-ONEを活用した運用実証は今回が初めての試みとなる。
同運用実証について
品川インターシティにおける日常清掃業務および館内物流業務において、UNI-ONEを活用し、利便性向上に伴う従業員の業務負荷軽減を図る運用実証を行う。「UNI-ONE」は、従来のモビリティと異なり、両手を自由に使うことができ、感覚的な移動が可能なため、普段の業務フローを維持した業務負荷軽減が可能だという。
清掃業務従事者を対象とした「UNI-ONE」運用実証
品川インターシティにおける外構部などの屋内外での清掃や長距離移動を伴う業務において、従業員の身体的負担および心理的負担の軽減を目指す。また、従業員へのアンケートやヒアリングを通じて、利用用途や利用方法の幅を広げる検討を行い、オフィスビル清掃業務における改善箇所を洗い出す。さらに、負担軽減の程度や、移動距離に対する心理的負担の軽減を確認する。
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物流業務従事者を対象とした「UNI-ONE」運用実証
品川インターシティ内の館内物流における移動手段としてUNI-ONEを活用する。物流業務、重量物の運搬を伴うため、UNI-ONEに着座しての運搬することで、身体的負担の軽減を目指す。従業員へのアンケートやヒアリングを通じて負担軽減の程度を確認する。
実施概要
場所 | 品川インターシティ |
期間 | 2024年11月5日(火)~2025年3月31日(月)(予定) |
住所 | 東京都港区港南2-15-2 |
UNI-ONEについて
Hondaが開発した「UNI-ONE」は、Honda Roboticsのコンセプトのひとつである「身体機能の拡張」に基づき、身体やスキルに制約されず、新しい価値を提供するための着座型ハンズフリーパーソナルモビリティ。