成果は、本教材を使用し、ドローンを制御する技術者の人材育成・輩出することを目的としており、「地域の課題をIoTによって解決する能力」を身につけることができるカリキュラムの開発を目指すとしている。
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本製品の仕組みと特徴
教材の仕組み
子どもがMakeCodeでプログラミングした「micro:bit」と「Tello-Bridge」に差し込まれたmicro:bitが無線通信し、「Tello-Bridge」にてWiFiに変換し、小型ドローン「StampFlyEdu」へコマンドによる通信を実施することで、ドローンのコントロールを実現する。
StampFlyを操作するコマンドはSDKとして公開予定
StampFlyを操作可能なコマンドをSDKとして公開し、プラットフォームとして提供することで、ドローンの専門的な知識がなくても、プログラミングの知識があれば、StampFlyを操作できる「オリジナルアプリケーション」を開発可能で、幅広いデベロッパーを狙うという。
今後の展開として
今後はFAP factoryの代表取締役の浅岡正教が代表理事を務め、地域のデジタル人材育成事業を展開している「一般社団法人FAP」が企画・運営・協力をするプログラミングワークショップなどで、参加した子供たちのフィードバックを得て、ブラッシュアップを図り、教材の製品化をし、全国の小・中学校の授業やクラブ活動などでの使用を目指していく予定だ。
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本製品開発における3者の役割
株式会社FAP factoryは、「一般社団法人FAP」での活動を通じて得られた様々な知見から、次世代のデジタル人材育成に必要なマニュアルや作成を実施し、本製品の製品化を目指す。
金沢工業大学 ロボティクス学科 伊藤恒平研究室では、関連企業との共同研究を推進するほか、ドローンを活用した地方創生やドローンによる空間演出などのテーマにも挑戦し、ドローン技術者の育成と新たな価値の創出を目指している。
本開発では、伊藤恒平教授が開発に携わったM5Stack社製小型ドローン「StampFly」をベースに、小・中学生からでもプログラミングし、ドローンを制御できるように開発する。
株式会社金沢エンジニアリングシステムズ(KES)は、組み込みシステム開発技術を生かし、昨今は3Dプリンターを活用したハードウェアの設計・製造にも取り組んでいる。様々な知見を生かし、3Dプリンターを使用して本製品を保護するカバーを開発する。